年明け早々旅してきた、ツバル「爆笑の国」紀行がOAに!

NHK『地球エル・ムンド』のロケで、年明け早々に旅立った、南太平洋の環礁の島・ツバル。

日本からの距離的にはハワイと変わらないのに、ツバルへのアクセスはメチャメチャわるく、韓国、フィジー経由で、行くのに丸2日間かかって辿り着いたのだけど、行っただけの甲斐があった2週間だったなぁとしみじみ。

ツバルというと、温暖化の影響で世界で1番早く沈むと言われている国、という悲劇のイメージしかなかったのが、これがもう、人がゆるゆるの天然で超おもろく、爆笑の国だったこと!


家の軒先で、近所の人同士のんびりおしゃべり中。目が合うと、よそ者であろうとなかろうと、必ずニッコリしてくれるのがツバル流のあいさつ。


あぁ、ツバル! 今もツバルが恋しい・・!
今、もし「どこか1ヵ国に移住しなさい」と言われたら、今世ではハワイと答えるのだけど、「来世はどこの国でも生まれ変わってよい」と神様に言われたとしたら、私はツバル(もしくはラオス)がいいなぁと思ってしまうほど。

ラオスのゆるゆるさに通じるツバルは、ラオスと同じく、決して裕福な国ではないけれど、大人から子どもまでキラキラの笑顔に満ちた国。人が助け合って生きていて、ホームレスがおらず、贅沢さえしなければみんな食べていける国は、格差が問題になっている国の人間からすると、やっぱり「人間こうじゃなきゃな〜」と思ってしまうのだ。

もちろん、私は自分の生まれた日本を愛しているけれど、リストラや倒産で人生やまわりの人の対応が激変し、人間としての尊厳を感じられなくなってしまったり未来に希望を持てなくなってしまったりして自ら命を絶つ人が多いという今の現状には、どうしても違和を感じてしまう。

人間、勝ち続けられる人ばかりじゃないし、人生はうまくいくときもあれば、頑張ってもうまくいかないときだってある。生きている間中、事故にもあわず、病気もしないなんて人は殆どいないのに、とにかく頑張り続けるのが当たり前で、サバイバルし続けることを強いられる社会に身を置いていると、ときどき息苦しくなる。私、いつまで元気でいられて、どこまで頑張り続けられるかなって。これは、会社勤めのときも今も変わらず。



首都のフナフチ島から離れ、離島に2家族だけで暮らす、ツバルの田中邦衛みたくロビンソン・クルーソーなファミリーの子どもたち。メチャメチャ素直で、超人なつっこい!



もちろんツバルとて、決して楽園じゃない。元々経済的に恵まれていない上、欧米文化が押し寄せ、食生活も激変し、ツバルの伝統がなくなりつつあって、いろんなバランスが崩れたりもしている。

それでも、「もしもツバルが沈んだらどうする?」と尋ねると、国中の人が(出稼ぎも多く他の世界も知っている上で)、「あくせくしなくでいい、ツバルにいたい!」と即答するツバル。

初めて行ったのに、なんだかメチャメチャなつかしい感じがする不思議な国。首都の島には人口が5千人もおらず、国中の人が知り合いなので、いつでも笑顔を交わし合うツバル。

小さい頃から家族や親戚やまわりの人の愛をいっぱい受けて育つから、子どもが曲まがりようのない国。

男子の多くが船乗りになるので、息子からの出稼ぎや海外からの援助で成り立っているツバル。

人口の大半がクリスチャンなので、日曜日の(安息日)はランチも食べず、家で死んだように昼寝している人たち。



家に泊まらせてもらってた、アピネル家のお母さん、タビリ。ふだんはバイクで移動するのが普通なので、歩いて買い物に行ったら相当疲れたらしく、家に帰った途端、床にバタッと倒れ、「ちょっと休ませて〜」と言って爆睡し始めた図。


おっちゃんは鼻毛丸出し、女性も口ひげが生えてたり、サンダルすら履かずに歩いている人たちがわんさかいるので、いろんなことがだんだん気にならなくなってくる国。

歯をちゃんと磨かないせいで、20代ですでに入れ歯の大人がいるツバル。

寝る直前までテレビを見ていて、もちろん歯なんて磨かず、リモコンを握りしめたまま寝ているお父さんがゴロゴロいるような国、ツバル。

お祭りのときには、みんなでごはんを作って持ち寄って、お酒ナシで陽気に歌い踊るツバルの人たち。

あぁ、人間くさくて、愛おしい人たち!




大人が子どものように笑うツバルに、胸がキュンキュンしっぱなし!


日本でツバル人はやれないけれど、せっかく出会えたまわりの人たちと、もっと濃密に付き合って生きていきたいなと思わせてくれたツバル。

そして、何よりツバルに教わったことは、当たり前のことだけど、笑顔を交わし合うことのすばらしさと、考えてもしょうがないことは、くよくよ考えないようにしよう、ということだったように思う。

ツバルで何度も思い浮かんだのは、「燃えよドラゴン」のブルース・リーの名セリフ、Don't Think. Feel!(考えるな、感じろ!)」。

インドの生きてることが丸出し感に、モロッコで教わった食と家族の有り難さを忘れずに、チベットで知った心の穏やかさに、キューバのラテン魂を足して、ジプシーから学んだ「今に全力投球!」精神を活かしつつ、いつも笑顔でくよくよ考えないツバルのクセを取り入れて、生きていけたらいいな。・・って、いろいろ考えちゃうところが、すでに日本人なワタシ(笑)


温暖化の原因にはいろんな説があるものの、今の寒波も温暖化が原因じゃないかという説もあり、もし、本当に、地球全体が悲鳴をあげているのだとしたら、私たちの今のライフスタイルを根本から変えていかなければならない時が来ているのかも・・と考えさせられたツバル旅。

とにかく、ツバルの人たちの笑顔が、これからも続くことを祈りつつ・・!



PS
★2/6(月)〜10(金)23:00〜23:48
『地球エル・ムンド』(NHKーBS1)
番組内コーナーで、5日間にわたってツバル紀行がOAされ、 〈初日6日〉&〈最終回10日〉は、スタジオ生出演予定です♪ 

*2/6(月)は、トークコーナーのゲストでもあるので、23:15頃〜23:48まで生出演します。よかったらぜひ〜!


ツバルでお世話になったアピネル父さんと、小さな船で離島へ!
 

ツバル旅で私が着ているアロハシャツは、京都にある「パゴン」というお店のモノ。アロハシャツは、ハワイへ移住した日系移民が着物から作ったシャツといわれていて、ツバルもハワイと同じポリネシア系なので、ツバルに旅立つにあたって着物は着ていけないかわりに、夏の私のユニフォームである和柄アロハを着ていったのでした。

ちなみにこのアロハ柄は【渦と立波】。生命の根源である水をモチーフにしていて、立波は岩に当たって涌き立つような力強さを現しているんだとか。和柄好きには、たまりません!


PSの続き
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