吉川さん、ライダー映画に主演&『天平の甍』

いよいよ、今日18日から、吉川さん主演の仮面ライダー映画『仮面ライダーオーズ×仮面ライダーダブルfeat.スカル MOVIE対戦 CORE』が公開に!

こないだ(8日)、会社の1階にある映画館「丸の内東映」で、映画の完成披露試写会があって、吉川さんがまたまた来社されたので、性懲りもなく会いに行ってしまった。殿との謁見は、2006年公開の映画『仮面ライダーカブト』の主題歌を担当されたときに初めて会いに行って以来、渋谷でのライブ、SENPOのミュージカル、武道館コンサートで楽屋にお邪魔したのと、こないだの映画の打ち上げと、思えばもう6回目だ!

ちょうど、取材と取材の間の待ち時間だと聞いていたので、控え室をノックして顔をのぞかせると、吉川さんが「お、また来たな〜」という顔で手招きしてくだすったので、ノコノコ入らせてもらい、映画の感想を熱くしゃべらせてもらったのだった。

「吉川さん、仮面ライダー映画史上初だと思いますけど、ライダーよりも闘ってましたね〜!」
吉川さんは、映画の中で「スカル」というドクロ風の“伝説のライダー”に変身するのだが、吉川さんが仮面ライダーになるまでの話でもあるので、初めのうちは生身のままで闘うのだ。しかも、吉川さん自身が闘うシーンは、殆どご本人が演じられていて吹き替えナシという快挙!

正義の味方である仮面ライダーが、ドクロの仮面を被るのは意外な感じがするのだけど、実は、原作者の石ノ森章太郎氏は当初、ガイコツをモチーフにした仮面ライダーを考えていたものの、テレビ局の意向で急遽、バッタをモチーフにしたライダーになったというから、ドクロの仮面ライダースカルは、満を持しての原点回帰なのだそうで。

「あ、もう見たの? いや〜、俺があんましアクションしすぎるのは良くないと思ったんだけどねぇ」とぼやく吉川さん。
「いやいやいや、初っぱなからシンバルキック(吉川さんが毎回ライブでやる、シンバルを飛び蹴りで鳴らすパフォーマンス。コレで2回も骨折されたそうな!)かましたり、キレのあるアクションで、スクリーンにクギ付けでしたよ〜」
「ほんと?」と吉川さん。

「吉川さんがピンチに陥って縛られるたびに、痛そうな吉川さんが気の毒で『早く変身して〜!』って思っちゃうものの、吉川さんが変身しちゃったら、もう吉川さんが見られなくなっちゃうんで(変身した後は、仮面を付けたジャックのスーツアクターさんが演じるので(苦笑))、『変身して〜!』『いや、やっぱ変身しないで〜!』って心が揺れ動いて、映画見てる間中、キカイダーの良心回路と悪魔回路が闘ってるみたいなことになっちゃいましたよ〜!」
「ハハハッ! なんじゃそりゃ(笑)」
ツバを飛ばしながらのマシンガントークに、吉川さんがウケてくれたのでホッ。

「今、映画見るチビッコは5歳くらいなんで、(今45歳の)吉川さんの還暦には、子どものときに吉川さんの洗礼を受けてファンになったチビッコたちがちょうど20歳になって武道館に来るでしょうから、(吉川さんは)これで安泰だなと思いまして」と言いつつ、指で舌をなめて札束を数えるマネをすると、吉川さんはゲラゲラ笑って「あんた、何者!?」と大ウケ。

「あなたはさ、会社の休みを取って、旅をしてるんだよね?」と吉川さんが聞いてきたので、お! と思い、「はい、今年はジプシーに会うべく、ルーマニアに行ってきたんですよ〜」とジプシーの写真を見せつつ、またしてもマシンガントークを繰り広げる。

「ジプシーは早婚で、だいたい15歳くらいで結婚して子どもを生むんで、30代半ばにはおじいちゃんおばあちゃんになって、ひ孫の顔まで見てから死ぬんですよ〜」
「ホント!? 俺なんて、子どももままならないのに・・(苦笑)」
「吉川さん、今からでも全然間に合うじゃないですか〜。ていうか、どっかに隠してないんですか?」
「いればよかったんだけどねぇ(笑)」
そっか〜、吉川さん、子どもいないんだ、って、結婚してないから当たり前か(笑)。吉川さんには遺伝子残してほしいなぁ〜(自分は1ミリもほしいと思えないクセに、あたしゃ親戚のおばちゃんか!)

手ぶらも何かと思い、今日は殿に貢ぎ物のDVDを持参していたので、お渡しする。
「コレ、こないだNHKで放送してた『天平の甍』っていう映画なんですけど、中国の歴史好きの吉川さんは絶対見た方がいい、すばらしい映画だったので」
「へぇ〜、どうもありがとう」と吉川さんはにっこり。

吉川さんに御礼を言ってもらえるなんて、ありがたや〜。これ以上、親しくなりたいなんて全く思わないし、ただひたすら、自分が10代のときに夢中になったアイドルである吉川さんに、いつまでもお元気で活動していてもらいたい一心のファンとしては、吉川さんの心の活気になるものを献上できたとしたら有り難い限り。

この『天平の甍』は、遣唐使で中国に渡り、鑑真を日本に招聘した僧たちの青春映画で、かつ、壮大な歴史大河物語なのだけど、ほんとうに素晴らしい映画なのだ!!! 日本の旅人第一号といえる小野妹子もきっと同じような思いをしたんだろうなぁと思えて、こんなにも命懸けで、当時の先進国、中国に渡った僧たちがいたからこそ、仏教やさまざまな文化が日本にもたらされたのだなぁとその苦労が偲ばれて、何度もグッときて泣けること! 自分が旅をする意味についても、改めて考えさせられた名作!

「この映画の若い僧侶役で、(吉川さん主演のデビュー映画)『すかんぴんウォーク』に出てた大門正明さんも出てくるんですよ〜」
私が、アマゾンの『天平の甍』のコピーを見せて言うと、「ホントだ〜、芸能事務所の部長役だった大門さんだ!」と吉川さん。やっぱりデビュー映画のことはよく覚えてるんだなぁ〜。今じゃ強面の大門さんが、こんなに理想に燃えるピュアな僧侶役だったことも感慨深い!

この作品、30年前の映画でありなながら、まったく褪せておらず、今みたく海外との合作映画が殆どなかったような時代に、よくまぁここまで志の高い感動大作が作れたものだなぁと感服するほど。小難しい歴史モノではなく、フロンティア精神に満ちた冒険映画でもあるので、中学校の授業とかで上映すればいいいのになぁ!

思えば、日本と中国のパワーバランスが変わったのは、たかだか100年前。今また中国に抜かれつつあるけれど、日本は漢字にお箸にさまざまな文化に、なんでも中国から取り入れてきた国。月を見て、虫の声を聞いて、風流に感じるこの感性はモロ中国の影響だし、義務教育でレ点まで付けて漢文を習う日本は、ふだんは全く意識していないものの、今も中国文化圏なんだよなぁと思う。

この映画を見ていると、今の日本と中国の関係を思わずにはいられなくなって、もうちょっと仲良くできないものかとつくづく思う。中国との長い歴史も分かるし、異文化を取り入れることの大変さも実感できるので、旅好きの人には特にオススメの映画。(残念ながらDVDになっていなくて、VHSでしか見られないのですが、大きなレンタルショップならあるかも、です)

アララ? 吉川さんの話がどこかにいっちゃった(苦笑)。吉川さん主演の仮面ライダー映画、テレビを見ていなかった人でも楽しめる映画だと思うので、お子さんがライダー好きの方は、冬休みイベントに一緒にぜひ〜!