吉川晃司さんの年末ライブ!

一昨日は仮面ライダーWチームと一緒に、国立代々木場へ、吉川(晃司)さんの年末ライブへ。会場に向かう、たくさんの人の波の中を歩きながら、あぁ、これだけたくさんの人が吉川さんを支えて応援していたからこそ、25年経っても吉川さんのライブを見る幸に恵まれているんだなぁと思うと感慨深く、あぁ、あなたも、あなたも‥‥と心の中で道行く人に話しかけてしまい、なんだかどの人もいい人に見えてしまうほど!

田崎監督、ツカちゃん、高橋くん、宣伝のササさん、ダブルに主演してたイケメンの俳優さんらと一緒に盛り上がる。ライブ後、楽屋で殿に挨拶して乾杯! 一度解散するものの、やっぱお腹すいたね‥‥ということで居酒屋へ。お腹いっぱいになった後、終電までの30分限定でカラオケへ。吉川さん縛りのカラオケで、吉川さんナンバーをみなで熱唱。ツカちゃんと私で、大吉(吉川さんと大黒摩季さんのライダー映画のためのスペシャルユニット)の『HEART∞BREAKER』をシャウト。

ライダーチームが吉川さんをライダーに迎えたことで、吉川さん祭を堪能できた今年。こないだ、完成披露試写会で吉川さんが会社に来た後、私が感極まった顔をしていたら、みなに「どうしたの?」と聞かれ、「いや〜、今さらながら、東宝じゃなくて、東映に入ってよかったなぁと思って」」と言ったら、みなに爆笑されてしまったのだけど、それは100%、嘘偽りない気持ち。あぁ、本当に、この長き会社人生に、悔いも思い残すこともないなぁと思える!

続・『ノルウェイの森』の影響について

昼、会社の食堂でミッシー(9月から同じ部署で働いている契約社員の三縞さん)とランチしていて、昨日見た映画『ノルウェイの森』の話をしたら、ミッシーは今、映画を見る前に読もうと思って、原作を読んでいるところなのだという。

「読もうと思って、ずっと前に買ってあったんすけどねぇ」とミッシー。
「わかるわかる、買うと、いつでも読めると思って安心しちゃって、逆に読まなかったりすんだよねぇ」
「映画、どうでした〜?」
「私は、見て良かったと思ったよ。思わぬところで、影響受けてたことを思い出したし」
「何すかそれ?」とミッシー。

「私さ、新しい美容院でに行ったとき、美容師さんに「どんな感じにします?」って聞かれる度にいつも、『森から飛び出してきた小動物のようなイメージがいいんですけど』って言っちゃうんだけど、それが緑(小説のヒロイン)を形容した文章から取ってたことに気づいたんだよ〜」
「ギャハハ、思っきりパクってんじゃないすか〜!」
「まぁ、実際の文章とはちょっと違ってたけど、私って緑みたいになりたいと思ってたのか? と思っちゃって、映画見つつ照れちゃったよ〜」

昨日、本をパラパラ読み返してみたら、『彼女はまるで春を迎えて世界に飛び出したばかりの小動物のように瑞々しい生命力を体中からほとばしらせていた』と書いてあった。あまりにもウロ覚えのせいで、「小動物」のトコしか合ってなかったけど(笑)。

にしても、美容師さんも「宇多田ヒカルみたいにしてください」みたく具体的ではなく、小動物みたいなイメージって言われても、抽象的すぎてさぞや困っただろうなぁ‥‥。まぁそうは言っても、今の行きつけの美容院は、私のその、抽象的にもほどがあるオーダーに応えて、今のハネハネショートカットを編み出してくれたので、私的には良かったってことか。

私が、知らず知らずのうちに『ノルウェイの森』に受けていた影響の話をすると、ミッシーが言う。
「ていうか、てるこさんって、緑みたいじゃないですか〜」
「ええ〜!?!? マヂで〜!? ど、ど、どこが〜!?」
「なんか、緑って、いつも明るくて、元気で、よくしゃべってるイメージじゃないですか。シモネタもバンバン言って」
「ええ? それって芸人じゃん?? うーん、何かが違う気がしないでもないけど(笑)、今まで言われた世辞で一番うれしいよ〜!」

緑はとても魅力的な女の子なのだけど、昨日パラパラ読み返したときに、「私多少むちゃくちゃなところがあるけど正直でいい子だし、よく働くし、顔だってけっこう可愛いし、おっぱいだって良いかたちをしているし(省略)、あなたが取らないと私そのうちどこかよそに行っちゃうわよ」なんてことをワタナベくんに言っちゃうような、ブスコンプレックスがある女子(昔の私。今は容姿をそう気にしなくなったけど)からすれば、ちょっと鼻持ちならない女の子だったりするのだ。ま、そんなことを自分から言えちゃうような、容姿の可愛い女の子のことが、昔はとくに羨ましかったんだよなぁ!

年月の流れを感じつつ、自分が、回想に入る前のワタナベくんの年齢(37歳)よりも上になっていたことを知って、そんなに年が経ってたんだなぁとしみじみ。年を取ることをとくに恐れてもないし、興味もなかったのだけれど、考えてみると、最近親しくなるのは自分よりも年下の女の子ばかり。私ってば、知らず知らずのうちに、若さを求めてんのか〜!? と思ってしまった今日この頃。

やっぱり松ケンはよいなぁ〜!

夜、『ノルウェイの森』を見に映画館へ。村上春樹はずっとだいたい読んでいるので気にはなっていたものの、映画は賛否両論だったし、正直、見ないでもいいかなぁと思っていたのだけど、一青窈ちゃんから「松ケンがよかった」と聞いて見ずにはいられない気持ちになったので。

うーむ、やっぱり松ケンはよいなぁ! としみじみ。テレビに“素”で出ている姿を見ても何とも思わないのに、誰かに憑依しているときの松ケンの魅力は、ちょっと尋常じゃない。スクリーン(映画)で松ケンを見ていると、毎回、松ケン演じる人物に恋をしているような気分になって、胸をかきむしられるほど。

松ケン演じるワタナベくんや、菊地凛子演じる直子のセリフに、(あぁ、原作で登場人物がこんなセリフを話してたなぁ)と覚えている箇所がいくつもあって、懐かしい‥‥。村上春樹、超流行ったもんなぁ〜(今も流行ってるけど)。

最後の松ケンのナレーションで、瞬時に天竺屋の丸山さん(『ガンジス河でバタフライ』に出てくるカレー屋のマスター)と牧野(『淀川でバタフライ』に出てくる同級生)が思い出され、思わず涙‥‥。見終わった後、学生時代特有の、未来がまったく見えなくてパワーをもて余していた感じを思い出してセンチメンタルな気分に。まぁ、今も未来は見えないし、持て余し気味なんだけど、もっともっとよく自分が分からなくて、まわりとのギャップが切なかったなぁと思って。

正直、原作の緑はもっと快活なイメージだったのでウーンと思ってしまったし、賛否両論なのもすごく分かるけど、松ケンのワタナベくんはよかったので、私は見て良かったなと思う。家に帰って、思わず単行本をパラパラ読み返してしまったのだけど、今となってはワタナベくんのところを読むと、もう松ケンしか頭に浮かばなくなってる。ウーン、すごいぞ、松ケン。『ウルトラ・ミラクル・ラブストーリー』もすばらしかったけど、松ケンって、カッコ良くないところがカッコいいんだよなぁ〜!

PS
12/30(木)13:00〜17:40
ニッポン放送『ごごばん』に木曜パートナーで出演します。
大掃除の真っ只中かもですが、よかったらぜひ〜♪

*次回以降の出演は1/6(木)、1/25(火)の予定です。

ベンキョーする時間がほしい〜!

夜、寝る前のしばらく、ハードディスクに入れたキーワード(旅、紀行、世界、歴史等)で勝手に録画した番組を1、5倍速(2倍は無理だけど、1、5倍速なら聞き取れる)で見るのだけど、見たい番組が追いつかない! 

昨日は、DaiGoという人が、スプーンを触らずにスプーン曲げをしている番組が撮ってあったのを見た(なぜ、この番組がキーワードに引っかかったかは謎。番組に「世界」が入っていると勝手に撮ってしまうのだ)

ほう〜、すげ〜! とクギ付けになるも、スプーンが曲がって柄が取れちゃうと、もうそのスプーンが使えなくなってゴミ箱行きになるので、こんなスゴい能力があるなら、もっと何か役に立つ方向にこの能力が使えるといいのになぁ〜と思ってしまう。まぁ彼はマジシャンで、超能力ではないようなので、そんなこと考えちゃう私がヤボってことか〜(苦笑)。


最近ハマっているのは、BS世界アニメ劇場『ペリーヌ物語』。ウチのスゴ録、なんでそんな少女マンガチックなメルヘンアニメを撮る!? と首を傾げつつ、再生してみると、これがなんと立派な旅モノではないか〜。インド生まれだかで、両親が亡くなってしまったペリーヌは、唯一の肉親であるおじいさんを訪ねて、木の下で野宿(!)したりしながら旅をしているのだが、これが深夜にまったり見るのになかなかグーなのだ。 

初めこそ、ペリーヌの絵(顔)が可愛く思えなかったのだが、道中、悪い人にだまされたり、いい人に出会って助けられることがあったりと、旅の上がったり下がったりが丁寧に描かれているのをのがいい。寝る前のひととき、安ワインをかっくらいつつ、旅を続けているペリーヌを見ていると、「旅ってこういうことあるよな〜、分かる分かる」と旅の甘酸っぱい感じを思い出したり、いつのまにか「ペリーヌ、がんばれ〜!」とエールを送っている自分がいる。あぁ、どうせなら初回から見たかったな〜! 


NHKはお宝の山で、『歴史秘話ヒストリア』も見逃せない! 面白い回は本当に面白くて、目からウロコがボタボタ落ちまくり。

ここ数年、一番ハマっているのは、深夜にやってる、NHKの高校性向け日本史&世界史(HPもあるので復習にもグー!)。これがまぁ面白いのなんの! たとえば縄文時代も、私が学んでいた中高時代は、基本、狩猟なので貧富の差がそうないとされていた記憶があるのだけど、新しい遺跡が見つかったり少しずつ発掘が進んだおかげで、縄文の後期にはクリやクルミ、稲の栽培が行われていたことが分かり、貧富の差も生まれていたことなどを知り、「へぇ〜! ほうほう!」と目からウロコをボタボタ落としている、私の深夜の勉強ライフ。酒飲みながらリラックスしつつベンキョーできるのが、学生時代と違っていいところ(笑)。

高校時代なんて、まったくと言っていいほど興味の持てなかった日本史も世界史も、旅するようになってからは、イチから勉強し直したい気持ちでいっぱい! 大人になった今、興味が定まってきてからの勉強は、テストもないから楽しいな〜!

宮藤くんの『ゲゲゲの女房』公開中!

下北沢の本多劇場へ、大学の同級生の宮藤官九郎くんの大人計画の舞台『母を逃がす』を、同じく同級生のサカイと一緒に見に行く。

劇中、宮藤くんと阿部サダヲさんとのやりとりに、サカイと大爆笑。舞台後、キャストの紹介タイムで、宮崎吐夢さんの「さそり座の女」へのツッコミ話が始まった。「『♪いいえ、私はさそり座の女〜』というからには、誰かが『てんびん座だっけ? あれ、しし座だっけ?』とかって聞いたんでしょうね」なんて話で、上手に書けないのが口惜しいけど、そのツッコミトークが最高におかしかった!

舞台後、楽屋へ。
宮藤くんが水木しげる役をしている映画『ゲゲゲの女房』の感想を伝えようと思い、「映画、面白かったよ〜」と言って、何がどう面白かったか説明しようと試みる。

「私は、テレビで『ゲゲゲ』にハマったクチで、向井くん演じるしげるにキャラ萌えしちゃってたんだけど」
この後の続きが大事なのに、サカイがいらぬチャチャを入れてくる。 
「向井くん、イケメンだしね〜」
「イケメンだから好きなんじゃないんだってば! 他のドラマに出てる向井くんを見ても、『男前でお芝居が上手いなぁ』と思うだけで、しげるをやってる向井くん限定で、キャラ萌えしてたんだよ」
「あ、俺はテレビ版、全く見てないんですよ。テレビが始まる前に、映画も撮り切っちゃってたし」
「えっと、私が言いたかったのは、テレビ版のイメージを払拭して見れるかどうかが、あの映画にハマれるかが変わってくるよねって話。今考えてみると、テレビ版は、少女マンガっていうか、韓流っぽかったんだよね。だって、見合いでお嫁に行ったら、ダンナが向井理なんだよ!? でもって、視聴者からすれば、いつかは大人気漫画家になるのが分かってるんだよ!? 少女マンガ以外の何物でもないよねぇ」
「‥‥ああ、まぁ(笑)」
「でさ、映画見たら、若いときの水木しげるの写真と、パーマかけた宮藤くん、やせてて、飄々としてて、ソックリなんだよね。で、宮藤くん演じる水木しげるから、ダメダメオーラ出まくりで、映画見てるうちに、実際は、リアルはこっちだったんだろうなぁと思っちゃった。嫁に行ったら、貧乏で、片腕無くて、働きづめなのに金なくて雑草食べてて。あちゃ〜、ハズレくじ引いちゃったなぁ、でも、ここで生きていくしかない、この人とやっていくしかないって感じだったんだろうなぁと思って。だって、向井理じゃないんだもん!」
「ははは」
「でも、たまたま縁あって出会った人が、大切なかけがえのない家族になっていく感じが、振り幅が大きい分、ぐっときたよ」

私がツバを飛ばして熱く語ったのに、宮藤くんはへらへら笑いながら言う。
「なんか、向井くんをホメてた印象しか伝わらなかったですけど(苦笑)」
「いや、映画も別腹っていうか、テレビを忘れて見るとよかったよ! 宮藤くんの昭和なワビサビの笑顔カットは絶品だったし!」

ウーン、私は懸命にホメていたつもりだったのに、宮藤くんに「はいはい、どうもありがとうございます〜」と軽くいなされてしまう。感想言うのって、ホントむつかしいなぁ〜。ていうか、舞台の感想、一言も言えてないし!

サカイが娘に自慢したいというので、宮藤くんと一緒に写真を撮る。
サカイは、主婦のかたわら絵描きの仕事を始めていて、ブログを持っているのだけど、今サカイのブログを見たら、「たかかん」というヘンなタイトルで、この写真がアップしてあった。なんじゃ? たかかんって? と一瞬思うが、たかのとクドカンをセットにしたらしい。なんじゃその、売れない漫才師みたいなコンビ名。でもって、コメントは「同級生です! ふけたね‥‥お互い‥‥  うそうそ」だけ。って、宮藤くんの名前もなく、それだけじゃ説明不足で、なんのことやらサッパリ分かんねーよっ!

サカイのブログに、“陽気な謎のヒゲ男”(ヒゲは役柄のため)としてアップされちゃった宮藤くん‥‥。サカイ〜、宮藤くんは有名人なんだから、もうちょっと気を遣えってば!(苦笑)。

↑お互いの写真を撮り合っている図。

サカイが、一緒に飲みながらもブログを更新し始めたので、「なんで今、あたしと久しぶりに飲んでんのに、ブログ書き出すんよ!?」と叱りつけるが、サカイは「こういうのは、生が大事なんよ〜」と、どこ吹く風。ったく、こいつはいつ会ってもマイペースで、飄々としてておかしいよ!

佐野洋子さんが亡くなってしまった!

3週間続いた撮影も終わり、今日はクランクアップ。 セットで軽く乾杯して、軽くごはんを食べて家に帰ろうと思って、たまたまコンビニで週刊誌をちらっと立ち読みして、絵本作家でエッセイストの佐野洋子さんが、今月の5日に乳がんで亡くなっていたことを知って、ショックを受ける。

5日といえば、クランクインの日で、朝4時半起きとかでバタバタしてたから、ネットのニュースも見てなかったんだった‥‥。あぁ、佐野さん、お会いしてみたかったな。それに、もっとエッセイも読んでいればよかった! もちろん、今からでも間に合うけれど、もう何冊かネットで注文もしたけれど、生きておられる間に読んでおきたかった‥‥! という気持ちになってしまう。

佐野さんを初めて知ったのは、超名作の絵本『100万回生きたねこ』。大人になってからは手元に置いておきたくて買ったのだけど、子どもの頃、図書館にいく度に引っ張りだして読んだことを思い出す。何回読んでも胸がキュンとなるのがクセになり、子ども心にも惹かれてならなかった、あの、独特の世界観。

絵本もさることながら、佐野さんと谷川俊太郎さん(谷川さんも一度でいいからお会いしてみたい人!)が結婚されていたときに、詩を谷川さんが書いて、イラストを佐野さんが描いた『女に ー谷川俊太郎詩集』が私は大好きだった。谷川さんの詩も、詩にピッタリの佐野さんのイラストもすばらしすぎて、読む度に、太古の昔から人間が繰り返してきた生命の誕生や男女の出会いや営みの不思議を偲ばせてくれる、とっておきの詩集。

おふたりが別れてしまったのを知って、残念だなぁとは思ったけれど、こんなに胸きゅんな詩集を生み出してもらえたことが私には有り難かった。詩なんて殆ど読まない私が、この詩集だけは一生モノの感じがして、ときどき(というか、恋をしたときに(照))、本棚からそっと取り出しては読みふけってしまうのだ。

ネットを見ると、佐野さんの最後のエッセイ本『役にたたない日々』に、乳がんで余命2年くらいと言われたこと等が書いてあったのだという。なんでも、お医者さんに治療にいくらかかるか聞いたところ、「ホスピスを入れて1千万円」と言われた佐野さんは、抗がん剤も延命もせず、治療費の代わりに外車を買い、死ぬと分かって人生が充実した、毎日が楽しくてしかたがない、と書いていたのだそうな。なんつーかっちょよさ!! 私も枯れるように死ぬんじゃなくて、最後の最後まで行け行けドンドンでかっ飛ばしたいなぁ!

何よりも哀しかったのは、佐野さんが亡くなったことを友だちに言っても、「え、誰?」と言われてしまい、この哀しさを共有できなかったことだった‥‥。あぁ、佐野さんのエッセイや詩集「女に−」を貸しておくんだった‥‥と思ってしまう。自分の好きな本やDVDは、仲良しにもマメに貸して、私も借りたりして、お互い共感しあえる環境を作っておかねば! と改めて思ったことだった。佐野さん、おつかれさまでした。どうか安らかにお休みください。合掌。

吉川晃司さん主演の仮面ライダー映画!

髪の毛がのびのびになってきたので、行きつけの美容院へ。世界一周旅行をしたこともあるスタイリストのクラさんと、いつもながら互いに思いつくままベラベラしゃべっていて、吉川(晃司)さんの話題になった。
「吉川さん、12月18日に公開になる仮面ライダーの映画で主演して、仮面ライダーに変身もするんで、よかったらぜひ」
「へ〜!! 吉川さんがライダーにねぇ!」

そう、こないだ、その吉川さん主演映画『仮面ライダー×仮面ライダー オーズ&ダブル featスカル』の打ち上げ兼、今放送中のテレビシリーズ『仮面ライダー オーズ』の中打ち上げがあると、映画のプロデューサーであるツカちゃんから当日急に聞かされ、「吉川さんも来るから、顔出した方がいいんじゃないですか〜」と誘われ、「うえ〜ん、こんな普段着じゃ、城にゃ行けないシンデレラだよ〜」なんて言っていたのだが、会社のロッカーにずっと置きっぱなしになっていた冠婚葬祭用の黒ジャケットが見つかったので(さすが、サラリーマン!)、ノコノコお邪魔したのだった。

原宿のオサレ〜な会場の受付で、殿の到着を待っていると、吉川さんが現れた。まわりの関係者に挨拶しつつ、受付を通りかかった吉川さんが、私を見るなり言う。
「アレ? なんでここにいるの〜!?」
「いや〜、まぁビールの一杯ぐらいゴチになってもいいかなと思いまして」なんて答えるものの、吉川さんを拝んでパワーをチャージしに来たに決まってるじゃないスか〜!

吉川さんを拝みに来たといいつつも、会場にはスーツアクターの高岩成二さん(スーツアクター界のスーパースター!)もいて、久しぶりにその筋肉をちょっぴり触らせて頂いて大ハシャギ。

また、放送中の『仮面ライダー オーズ』で、私をモチーフにした白石加世子役を演じている甲斐まり恵さんに会って、そのチャーミングさに舞い上がり、甲斐さんとキャイキャイ盛り上がって話していると(今、甲斐さんのブログ見たら、一緒に撮った写真を載せてくれてた!)、近くのテーブルにいた吉川さんに「ホント、キャラが濃すぎるよっ!」とツッコまれてしまう。
「だって吉川さん、甲斐さんは、私をモデルにした役を演じてくださってて、今日初めてお会いできたんですよ〜!」
「ええ? そうなの?」と苦笑いする吉川さんの顔には(オーズにそんなテンション高い人、出てたっけ?)という疑問がありありと浮かんでいる。でも、出てるんですってばコレが! 世界中を旅して、民族衣装のコスプレ好きになった店長役で!

「キャラが濃いって、吉川さんにダメだしされちゃった〜」とツカちゃんに泣きつくと、「吉川さんにそんな言葉をもらえるなんて、ホメ言葉ですってば!」と励まされ(?)、その後、吉川さんのマネージャーさんや付き人さんと一緒に2次会のカフェバーでいろいろ語り合っているときに、吉川さんの白髪は染めた方がいいかどうか、みたいな話になったのだ。吉川さんは地毛のままがお気に入りで、あんまし染めたりしたくないらしいのだが、マネージャーさんも「染めた方がいい」派だったので、私も「絶対染めた方がいいですよ〜!」と強く力説したのだった。

・・とまぁ何が言いたかったかと言うと、吉川さんが白髪だろうかナンだろうが、私はファンだからどちらでもいいのだけど、吉川さんのハートは今もあんなに熱くてヤケドしそうなほどなのに、白髪を染めていない姿を見た人から「吉川晃司もフケたねぇ」と言われて哀しかったのと、若いファンをゲットするためにも、髪は染めていた方がいいんじゃないかと私は思っていたのだ。

だけど、クラさんは言う。
「僕の奥さんは10歳下だから、もろ吉川さん世代ではないけど、吉川さんがこの前、テレビに出てるのを見て、『いい年を重ねてるよね』ってホメてたよ」
「でも、若い人が、白髪混じりの吉川さんを見たら、おじさんだと思っちゃうじゃん」
「吉川さんはイイ年重ねてるんだから、それでいいじゃない。いつまでも金髪とか茶髪にしてる男のタレント、女性はいいと思うけど、俺からすると、男はイタイですよ。吉川さんは、それだけ自信があるんですよ」
「そっか〜、そうだったのか〜、そうだよね〜!」
クラさんの言葉を聞いて、私は反省した。確かに、ミョ〜にアンチエイジングしまくって、年齢に抗うなんて、吉川さんのキャラにはふさわしくない。なので、吉川さんには無理に若ぶらずに、好きなように生きて頂きたいと思ったことでした。

何はともあれ、なぜ鳴海荘吉(吉川さん)が仮面ライダーになったのかという謎がハードボイルドに明かされる、吉川さん主演映画の公開が、今から超楽しみ!!!


主演の吉川さんと、『仮面ライダーオーズ』のTVシリーズの主題歌を歌っている大黒摩季さんがユニットを結成し、映画『仮面ライダー×仮面ライダー オーズ&ダブル featスカル』の主題歌を担当することに!

(アレレ? この動画見たら、吉川さん、髪が金髪になってるし! もしや、まさか、私が力説したせい‥‥? ま、仕事によっては染めなきゃいけないときもあるでしょうし、どっちゃでもいいんですが、とにかくずっと応援してますんで、元気で生きててくださいまし〜)


名作『ルパン三世 カリオストロの城』

「金曜ロードショー」の25周年記念で放送していたので、ガマン出来ず、映画『ルパン三世  カリオストロの城』を見てしまった! データ放送でシーンごとのうんちくが流れるというので、ついチラチラ見てしまう。なかなか面白いのもあったけど、映画見てるときは文章は集中して読めないものよ・・(>_<)

この映画は、小学2年生ぐらいのとき、「ゆとりの時間」に体育館で全校生徒でワイワイガヤガヤしながら見て以来、名画座でも4、5回は見たし、テレビでの再放送でも見たから、これで10回目くらいだろうか。

小学校のときって、6年生とかがすごく大人に見えるものだけど、小6も先生もみんな、ルパンがピンチのときは「ギャー!」と大声を上げたり、ピンチを脱すると全員がホッとしたりしながら見たので、映画って、こんなに年代の違う人たちを、いっぺんに同じ気持ちにできるんだなぁ〜、スゴいなぁ〜と思ったものだった。

間違いなく、人生で一番たくさん見直した映画で、この、映画原体験を超えることはなかなかできないので、やっぱり人生で一番好きな映画だ〜!

とにかく、ハラハラドキドキの冒険活劇で、ラブストーリーでもあって、バディもの(ルパン&とっつあんの!)でもある、この映画。登場人物ひとりひとりのセリフから、その人の人生の重みが感じられて、人物描写に厚みがあるんだよなぁ。映画ではとっつあんも大活躍するのだけど、組織で働く人間の悲哀が切なく描かれていて(海外なのになぜか「埼玉県警」のパトカーで登場」!)、あぁ、とっつあんも同じ人間だったのね、と思えたのは、このカリオストロだけ。

今回グッときたのは、生きるか死ぬかの窮地に陥っているにもかかわらず、次元の「面白くなってきやがったぜ〜!」というセリフ。文章で書くとなんてことないキザなセリフなのだけど、凄い局面でこのセリフを吐くのでシビレれしまうのだ。ああ、そうだよな、どんなときでもこんなふうにチャレンジ精神で楽しまなきゃな〜と思えて。

何度も見ても笑えるし、何度見ても最後は泣けてしまう。ルパンに憧れて、“世界を股にかける旅人”になりたかった頃の自分を思い出して、胸が張り裂けそうになるのだ。そして、やっぱり感情移入する相手は、可憐なクラリス(この映画のヒロインの王女様)ではなく、ルパンや不二子なのだった・・(笑)。

ちなみに、昔、何かで読んだのだけど、この映画で「自分がすでに夢を失ったか人間かどうか」が分かるんだそうで。クラリスをのぞく登場人物が全て自分より年上に見えるか見えないかで判断するらしく、自分より大人だなぁと感じることが出来たら、まだ大丈夫。

ちなみに、宮崎駿は峰不二子が年上に見えて仕方がなかったそうで。宮崎駿が38歳(!)のときの作品なので、年齢不詳の不二子、40は過ぎってことか!
私も登場人物が全員、自分より年上に見えてしまい、これからもそんな気がしてしまうので、この映画を見る度に、ルパンの年が上がっていきそうな気が(笑)。

PS
10/11(月)16:00〜17:40、ニッポン放送の『上柳昌彦のごごばん!』に、スペシャルパートナーとして出ずっぱりで生出演します! 関西弁でしゃべり倒す予定(?)なので、もしよかったらぜひ〜。

ゲゲゲよ! 楽しみをありがとう!!

ああ、今日で、毎日楽しみにしていた『ゲゲゲの女房』が終わってしまった! 
なんだか、心にポッカリ穴が空いてしまったような感じで、さみしすぎる〜。

水木しげる夫婦が使う、ほんわかした出雲弁、「ちょっこし」とか「どげですか?」とか「そげですか〜」とか「だんだん(ありがとう)」とか、いつのまにかたくさん覚えてしまっていて、そこそこしゃべれるようになっていることにも驚き。ドラマを見ていて、方言まで覚えてしまうなんて、本当に初めてのこと。

世の中からつれなくされても、一心不乱に机に向かうしげるの姿を思い出すと、自分もまだまだ「きばらんといけんな!」と思えたし、古き良きニッポンをたくさん感じさせてくれて、「日本もええとこいっぱいあるなぁ」と思わせてくれたドラマだった。

「見えんけど、おる」。自然のパワーやスピリチュアル(←この言い方、他にいい言葉ないかねぇ)が見直される中、ベストタイミングでのドラマ化だったんだなぁとしみじみ思う。妖怪やオバケだけでなく、愛も友情も、目には見えない、ただ「ある」と感じるだけのものだ。ああ、そんなことをしみじみと味あわせてもらえる、なんて幸せな時間だったことだろう!!!

しみじみ&ほっきりした味わいだったゲゲゲとギャップがありすぎて、次の『てっぱん』には興味がもてない感じ・・。というか、朝ドラなんて元々、滅多に見ないしな〜。

途中から見始めた私は、「DVDーBOX1」を買ってさらにハマったのだけど、中盤で見てない回もあるので、10月発売の「DVDーBOX2」が届くのが待ちきれないほど。水木しげる本もたくさん買ってしまったので、まだまだ水木しげるブームは終わりそうにない。

戦争、貸本、紙芝居‥‥水木夫妻が長生きしてくれたおかげで、さまざまな時代の移り変わりを、いっそう知ることができた今回のドラマ。直接会う会わないは関係なく、同じ日本で、同じ時代に生きている者同士、影響をし合えることの喜びを教えてくれた水木しげる夫婦に感謝!!!

人の作ったもので幸せな気持ちになると、自分もそんなふうでありたいなぁと思えて、心に活気が出てくる。よーし、私も自分にできることをコツコツやるぞ〜!!!

「ゲゲゲの女房」の片腕にクギ付け

遅ればせながら、毎日欠かさず見るようになった「ゲゲゲの女房」。
ついにはアマゾンで、見損ねた前半の、DVDーBOXまで買ってしまった〜!
テレビドラマのDVDを買うのは、初めてのこと!

正直、松下奈緒も向井理も(敬省略)も、このドラマを見るまでは、正統派すぎるというか、優等生すぎる感じがして、特に好きな俳優でもなかったのに、ハマってしまった今では、CMや他のドラマにこのふたりが出てくると、いちいち「あ、布美枝さんだ!」「おっと、しげるさんの腕がある!」と思うほど親近感を持っていることに気づいて、自分でもビックリ! これがいわゆる、ハマリ役ってヤツなんだなぁ〜。 

そう、水木しげる役の向井理には、左腕がない。
あの戦争中、徴兵された水木しげるは、パプアニューギニアで爆撃を受け、麻酔無しで左腕の切断手術を受け、九死に一生を得て生還し、マンガ家になった人。(興味のある方は、名作マンガ『総員 玉砕せよ!』(講談社文庫)をぜひ)

それにしても、腕がないって本当に、見た目的にスゴいインパクトなのだ。
毎日ドラマを見ているのに、そのことに慣れることはない。
毎日、水木しげる(を演じる向井理に)に腕がないのを見ると、戦争は遠い昔のことではなくて、本当に、ついこないだのことだったのだなあとしみじみ思う。
そして、そんな辛いことを感じさせながらも、笑ってホロリとさせてくれるこのドラマが、今、愛おしくてたまらない。

どうか、水木ご夫婦が、長生きされますようーーーー!



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