思えば、インドづくしの人生!?
ガンジス河の舟こぎ少年・サンジェ
9/5(日)に迫ったイベント『カレーと旅で語るインド』で使うインド写真の準備をしていると、インドって、自分と縁があった国なんだなぁ〜と今さらながら思う。
初めての本もインドなら、ダライ・ラマに会いに行ったのもインドのダラムサラ、初めてDVDになった旅番組もインド編、原作がドラマ化されたのもインドと、自分では全然意識していなかったのに、振り返ってみれば、人生の節目がインドづくしのオンパレード。
今年の正月前後、ジプシーに会いにルーマニアに行ったのだけど、ジプシーはインド起源の民族とされていて、実際、彼らの食べ方や顔立ち等、はしばしにインドっぽさを感じたことを思い出す。ジプシーの中には、インド人がカレーを右手で直に食べるように、サルマーレ(ルーマニアのロールキャベツ)を直接手で食べる人もいて、目がテンになった。インドからこんなに遠く離れた東欧で、“インド食い”を見ることになるとは〜! と思って。
美しいものも、きたないものも、すべてがごった煮すぎてキョーレツすぎる国。インドが好きかどうか聞かれると、しつこいインド人に腹を立てることもあるし、嫌なことも見たくないものも、全部むき出して見てしまうことになる国なので、うーんと考えてしまうのだけど、やっぱ、行くといいんだよなぁ。
今回も、ジプシーに会いにルーマニアに行ったのに、なんかこれってインドに呼ばれたのかなぁと思ったり。私にとってインドは、いつまでもミラクルで、摩訶不思議な国だ。インド好きが集まるイベント、どんなんだろう〜? と楽しみ。
インド写真を送るべく、ヤマト宅急便に電話すると、ヤマトのお兄さんがすぐ来てくれる。配達も集荷も、2人のお兄さんが交代で来てくれるのだけど、ふたりともすこぶる感じがよくて、いつもものすごく尋常じゃないぐらい急いでいるのに、人間の持つ優しさが失われていない感じで、笑顔を交わすだけで気持ち良くなれる。このヤマトのお兄さんたちを見ると、胸がいつもほっこりするのだ。
「いや〜、いつも速攻来てくださって、ホント頼りになりますよ」と言うと、「そう言って頂けるのが、1番励みになります。ありがとうございます〜」と、いちいち感じがいいヤマトのお兄さん。
「夏休み、なしなんですか?」
「お盆も交代でいつも通り休むくらいでしたからねぇ。旅行っていっても、まぁ年に1回、家族で伊豆に行けたら、それでうれしいって感じですねぇ」
「伊豆ですかぁ、いいとこですよね」
「ホント、伊豆に行けたら、十分ですね〜」なんて言いつつも、汗を拭いながら手を動かし続け、「またよろしくお願いしま〜す!」と笑顔で走り去っていくヤマトさん。ああ、なんて感じがいい人たちなんだろう! 働くって、こういうことなんだよなぁと、今日もその後ろ姿を見送る。